禁断の果実・・・・
高価すぎて手が出ない。等では無かったのですが、
何年も購入を悩んだ末、とうとう買っちゃいました。
今一歩作品の精度を上げる為に・・・・
これは手押しカンナと呼ばれる電動工具です。
なぜこれが禁断の道具かと言うと、
取り扱いが難しく、とても危険ななのです。
(どんな工具も危険性はあるのですが)
僕が師匠の工場で修行を始めた頃は、
どの工具を使っても構わないけど、
コイツだけは危ないので絶対使わないように
と念を押されるぐらい危険なんです。
時代とともに電動工具は進化していますが、
コイツだけは昔のままで、全く進化していないそうです。
何故そこまで危険で取り扱いの難しい機械を使うかと言うと、
この機械でしか、木材の基準面を作ったり、
直角をだしたりする事が出来ない為です。
刃が上を向いて高速回転しており、
そこに材料を押し当てて削るの為、
手が滑って触れようものなら、一発で指が無くなります。
実際プロでも、指をなくした方が多いそうです。(怖いですね)
これが機械を通した材料です。真っ直ぐで直角。
しかも木なのに、風景が反射して映り込むぐらい
綺麗に仕上がっています。
素人が踏み込んではいけない領域なのかも知れないけど、
この仕上がりは魅力的すぎます。
せいぜい気を引き締めて作業しなくてはいけませんね。
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